分からないですよね~。あたしも6時間前まで、知りませんでした。笑
父が「お腹が張る」と言って、食欲ない、水分もあまりとらない状態でした。
んで、腰が痛くて、歩けなくて、昨日は出かけた先で車いすに乗るようでした。
で、今日、私の当番で実家に行ったんですが。
月2回の定期的な訪問診療の日。
父は、お腹が張る、腰が痛い、食欲がない、ということで診察。
熱はない、血圧も大丈夫。
で、腹部エコーを取ったんです。
なんと、今時スマホがモニターになる携帯用エコーがあって、それを見ながら診察。
父は仰向け(「仰臥位:ぎょうがい」と言ってました)になって、エコーを当ててもらい。
三姉妹の母とにとってエコーとは、完全に妊娠中のお腹の中の赤ちゃんを見るツールですよ。笑
と思いつつ、父の右のお腹がポッコリなっているのに気づく。
こりゃなんかあるな。」
「ありました、にょうへい、というやつです。
にょうへい??
尿閉です。
尿が閉まるって??え???
調べましたら。
尿が出せなくなった状態が尿閉、というそうです。
膀胱が映っているエコーの画面を見れば一目瞭然です(私は教えてもらったので分かりましたが)。
男の場合、前立腺が邪魔をしているようです。
前立腺って、なんなん?
これも名前は知っててもどんな機能のものか、皆目見当つきません。
前立腺は膀胱のすぐ下にあって、尿道が始まる部分を取り巻いている気管、なんだそうです。
栗の実くらいの大きさで、だいたい20グラム。
なんかそういわれると、なんとなーくイメージ着きますよね。
前立腺の下に尿道を開け閉めする外括約筋(がいかつやくきん)があって、尿道口へつながっているとのこと。
自分の体にはないものなので、分かるような分かんないような。。
その栗みたいのが大きくなって(肥大)、尿道を圧迫して、おしっこが出づらくなるのが「前立腺肥大」。
なーんかやっとわかってきたぞ。
で、それが大きくなりすぎて、尿が出なくてストップする、尿閉。
それがなんと、今日の父は1リットル以上溜まっていたという。
おおおおお。
何ということだ。
麻酔して、カテーテルして、大の男が痛い痛いといって導尿してもらっていまいた。
うんうん唸りつつ父は「どうしてこうなったの?」の先生の問いに「薬を飲まなかったからです」と一言。
そうなんです、そうなんです。
いわゆる、自業自得ってやつですね。笑
よくケアマネさんが「インとアウトは一緒なんです」、つまり食べる足り飲んだりすることと、おしっこウンチは一緒なんです、ということです。
汚いとか汚くないとかじゃなくて、大切なことなんですよ。
ちなみに尿流は、尿の勢いがどれくらいか?を診る検査なんだそうです。
いろいろな専門用語があるなあ。
余談
先生以外にも研修医と学生さんが来ていました。
商売柄、つい学生さんですか?研修医ですか?と聞いて、研修医とのこと。
で、どんな仕組みか聞いてしまい、笑、医学部の大学は6年、そのあと2年の研修医があるとのこと。
で、その方は2年目でもうじき診療科を決めないとならないとのこと。
歯科は研修医1年なんですよ~と、完全に職業病でインタビューになっていました。笑