話せば長くなるんですけどね・・・。
理由その1:ストリングスは「生」に限る
ビールじゃないですよ。笑
昔聞いた話ですが。
2024年現在のシンセサイザーは、すんばらしい「ストリングス」の音色、あると思います。(←疎い)
でも、30年近く前には、アカイのサンプラーってのがあったんです。
およそこんなようなもの。
DTMをやってて、使ってたんですよね。(な、懐かしすぎる)
その頃、聞いた話です。
ストリングスの音を作るのに、1人の弾いたバイオリンを重ねても、ストリングスの音にならない、と。
いろんな人が弾いた音が重なるから、あのサウンドになるんだと。
へえ、って思ったんです。
なんかそれだけで、人が集まってやる意味あるじゃん、と。
さらに2つ目は、最近聞いた話。
学生の頃習っていたジャズピアノの先生に、たまたまオケの練習にバイオリンとして初参加する前、バイオリンをもってお会いしたんです。
「バイオリンで初めてオケに参加するんです!」と話しました。
先生は、ジャズのストリングスアンサンブルの譜面も書きます。
本当にとろけるようなハーモニーです。
その先生がお話ししていたのは、「バイオリンは弾く人が増えれば増えるほど、楽器自体が共鳴するんだよ」と。
なるほど、オケのサウンドが世界最強な理由が分かった。
そんなわけで、複数の奏者でないとあの音は出ない、それがバイオリン/ストリングスがやりたかった理由です。
ストリングスの「one of them」になりたかった!
実際にレッスンの際、先生が脇で一緒に弾いてくださるだけで、プロのバイオリニストと2人で弾けるだけで、もう夢心地です。
なので、全然ソロをやりたいという気持ちはないんですよね~~~。
好きなバイオリンニストと言われても思い浮かばず・・・また見つけられてません。
理由その2:嫌いだったクラシックが「千秋先輩」と「きよりん」のおかげで大好きになった
実はクラシックは、敵でした。
正確に言うと、吹奏楽部だから、クラシックではないかもしれないです。
いわゆる正統派な音楽、が敵でした。
なぜか?
高校時代、文化祭バンドをやるために夏休み練習場所を確保しようとしても、吹奏楽部優先で私達(軽音部)には人権が与えられていなかった!(泣)
ちなみにその頃やっていた曲はと言いますと、エコーズ(辻仁成さんのバンド)、虫の女(戸川純)・・・もうこの頃から節操ない・・・。
まあロックっぽいやつやりたかったんです。
高校生でそんなにしょっちゅうスタジオなんか取れないし、学校での練習がメインになる。
さらに追い打ちが。
高校の音楽の先生とけんかした。(←若いな、私)
ロックなんて音楽じゃない的なことを言われて、頭に血が上ってロックだって音楽ですって歯向かった!(若いっ!)
脳内メモリーに、楽器庫の前でケンカした風景が焼き付いています。笑
もっと追い打ち。
頑張ってバイトで買ったエレキギターを高校の文化祭で使おうと思ったら、先生が「音量調節が出来ないうるさい楽器だから文化祭で使っちゃダメ」だと。
(なに言ってるんすか、ボリューム調整出来ますよ。)
生徒総会で、使えるようにしてくださいと全校生徒がいる中で意見した記憶があります。
これも脳内メモリーに焼き付いてますね。
高2の時は、エレキギター使えず、だったからフォークギターにピックアップ付けて、オーバードライブ(音を歪ませるエフェクター)かまして、ソロが弾けるように柔らかい弦に張り替えて(コンパウンド)、確かエコーズやったんですよ。
高3の時は、晴れてエレキギターで演奏出来ました。(わーい!)
揃いの衣装とか来てやったなあ(遠い目)。
その時ボーカルだった子のうちが、アメリカ行脚で泊まらせてもらったおうちです。
な、長い。
で、クラシックになびく(!)きっかけを与えてくれたのは「のだめカンタービレ」に出てくる千秋先輩!!!!(かっこいい!!きゃー!)
何回見ても胸がときめく(キラキラキラキラ)。
この映画の中で、クラシックの曲の説明をしてくれるんですよ、千秋先輩が。
それでへえなるほど、と思って、しかもいい曲がイッパイあるんだということに気づかせてくれた。
そこから映画の挿入曲の「ニムロッド」などを知り。
その映画の中でも千秋先輩が振っていたブラームス、今回の定期演奏会で演奏されました、私は乗れませんでしたけど(間に合わず悔しい)。
もういっちょクラシックになびくきっかけは、きよりんこと清原信也さん。
クラシックの曲「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番第3楽章」をモチーフにした、洋楽「Eric Carmen(エリックカルメン)のAll by Myself」がある。
これ、映画「ブリジットジョーンズの日記」の冒頭部でも使われていましたね。
更にラフマニノフが「のだめカンタービレ」の中でも使われている!
海賊版YouTubeでしかないのでリンク張れませんが、まずは音大在学中ののだめと千秋先輩のピアノデュオ。
そして、竹中直人が演じたシュトレーゼマンが振っていたラフマニノフもあったと思います。
ダブルパンチですっかり打ちのめされました。
生で聴き聞たくなり、キヨリンのファンになる前に、練馬区民ホールで清塚さんが弾くラフマニノフ、聞きに行ったんです。
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団&清塚信也
しかも最前列のチケットが取れて、泣きながら聞いてた、生演奏が美しすぎて。
当たり前ですが、CDと生演奏は圧倒的に違うんです。
でもその事、案外気がつかない・・・。
ちなみにこの頃、清塚さんの事は知りませんでした。
覚えているのはピアノに座る前後に高々と手を挙げて、ニッコニコでピアノに座って、クラシックのピアニストらしからぬチャラさ。(←もちろんいい意味で!笑)ずいぶん調子のいいピアニストだなと思ったのは覚えてます。(笑)
娘たちが清塚さんの話をしたら知っていて、なぜ?と思ったらゲーム実況車ツーブロさんのYouTubeに出ていた。(汗)
従来のクラシック演奏家とは程遠いイメージ(いい意味で)。
その後、ラジオを聞くようになり、YouTubeチャンネル(下記、なんかもう普通のクラシックの人じゃない)見るようになり、クラシックTV見るようになり。
という感じのクラシック歴です。
あと、がんばって(←オケの練習の後で眠い。。。寝落ちもしばしば)NHKEテレの「クラシック音楽館」観てます。
日曜日の #クラシック音楽館 は…
97歳のマエストロ ~ブロムシュテット のブルックナー~世界最高齢の現役指揮者が誕生日にタクトをとった #ブルックナー の辞世の交響曲 第9番🎵
聖フローリアン修道院で壮大に鳴り響きます🏰📺11/3(日) 21:00- #Eテレhttps://t.co/q6D4TuTKnf pic.twitter.com/HYszEhcQce
— NHK Classic (@nhk_classical) November 1, 2024
クラシック、アレルギーレベルでダメだった時期もありましたね。。「クラシカロイド」というアニメもクラシックのハードル下げるに貢献しています。
理由その3:娘たちがやってた吹奏楽にあこがれた
長女は中高、三女は中学校で吹奏楽部にいたんです。
その時に生の吹奏楽のサウンドを聞いてびっくり!
「かっこいい」
はい吹奏楽、高校時代は敵、でしたからね。笑
何だカッコよかったんじゃん、というのが正直な感想。(←知らないって、もったいない)
これまた「生」が圧倒的にいいわけですよ。
コンクールのDVDを観ても、別物です、正直。
で自分の楽器を扱うのも羨ましくて。
ピアノって自分の楽器持って歩けないですよね。
ギターも中高はやってたのですが、ギターは背負って歩いている人が結構いる。(←希少価値少ないと感じてしまう)
管楽器を持った歩いているのが、かっこいい。
娘たちは結局ずっと学校の楽器を借りていたのですが、本番前は持って帰ってくることもあり、羨望のまなざしで見つめていました。
理由その4:楽器を持って歩きたかった
「あたしもいつか自分の楽器を背負って歩きたい」
信長の野望ならぬ、彩子の野望です。(笑)
あんまりこういうことを書き連ねる人いないと思うんですけど(笑)同じような話をいろいろなところでするので(「どうしてその年でバイオリンを始めたのか?」など)
理由その5:「団体競技」の音楽をしたかった
なんだかんだバンド歴、おそらく40年くらい(汗)の私ですが、大学生の時に早稲田大学ハイソサエティ・オーケストラの演奏、ジャズのビッグバンドを聞いたんです。
それまでは、吹奏楽は敵(笑)だった・・・まあジャズなので毛色は違いますが、こんなにかっこいい音楽あるんだと衝撃を受けました。
その音楽を奏でているのが、敵(←いつまで敵視してるの?)である吹奏楽で使う「管楽器」の「アンサンブル」。
同じ音を複数の楽器が奏でるのが、バンドとはちょっと違う概念。
こんなに素敵な音になるんだと、「し、知らんかった~してやられたり」と感じました。
こういう、バンドじゃない単位の音楽、いつかやりたいな、と思っていたのが、いよいよ叶う訳です、ウホホイ!
続く
※でも今回ここまでも来れたのは地元の素敵なアマチュアオーケストラと、素晴らしい先生のおかげです。
備忘録
カテゴリのネーミング候補
①53歳からのバイオリン
②バイオリン習い始めて11か月で初めてのオーケストラ
※今入れさせていただいている、アマチュアオーケストラについて。
【楽しめるかな】地元のオケに入るかもしれない
【オケ~~~~】いよいよデビュー
【踊る阿呆に見る阿呆】新しいこと始めます