肝臓を半分切除して1ヶ月入院していたおばから聞いた話と、今、肺がんで片肺を摘出しているおじの話。
どちらも共通点がある。
味がわからなくなる
「あ~、神田川のうなぎが食べたい」
と思って買ってきてもらっても、ぜんぜん味を感じない。
実際、いろいろなものを買ってきてもらって食べても、おいしく感じないとのこと。
これ、薬の副作用。
おじも、食べたいものを買ってきてもらっても、一口食べてもういいや、になってしまう。
おばも、入院中のご飯は砂をかむようだったとのこと。
便秘になる
これは、常用薬のあるだんなの母親も同じ。
便秘だからって、また薬を足すことになる。
叔父は、手術直後は15種類くらいの薬を飲んでいたそうだ。
減らしても10種類。
祖父が生きているとき、ご飯茶碗半分くらいの薬を飲んでいて、それでおなかいっぱいになっちゃうなと思ってみていました。
そんなに果たして薬はいるんだろうか?
入院中のご飯
お見舞いに行ったときにワゴンに乗った片付けた食器を見ていて・・もう、味の想像がついちゃう。
たとえ味がよいとしても、あの食器で食べたら、おいしく感じない。
とにかく、おばが力説していたのは、早く病院を出ること。
うちに戻って、食べたいものを食べる。
介護保険を使って通院や日常生活を送って、家族の負担をなるべく減らす。
どうせお金を払うなら、病院のまずいご飯を食べるよりも、温泉とか行っておいしいご飯が食べたいじゃない?
とてもそう思った瞬間でした。