「うそでしょう?」
私も耳を疑いました。
事の発端は、介護度5の母を昔からお世話になっている行きつけの美容院に連れて行ったときの話。
私「娘の成人式着物の前撮りを来週の週末にするんです。
母も参加するので、パーマをかけてカットもするんですよ。
ついでに私も着物着るんです~。」
美容院の先生「あら~いいじゃないですか、じゃあママ(私の母)も着たらいいじゃないですか~」
私「メイクとセットならいいんですけど」
美容院の先生「大丈夫ですよ~お孫さんの結婚式に出る車いすの方、着付けしたことありますから~。着たいですよね~、ママ」
母(大きく頷く。脳梗塞後遺症で、発語は難しい)
私「ほんとに着たいの???」
母(大きく頷く)
美容院の先生「ほら~ママもそう言っていることだし、やりましょうよ~」
私「・・・・・分かった!やりましょう!」
とはいったものの、母の引き出しに入っていた花柄の着物がいいなと思っていて、よく見たら羽織だった。泣
その旨を美容院の先生に相談したら「あ、着物を2枚持っていらっしゃる方もいますよ、あははは」とのこと。
最初意味が分からなく、3秒くらい「はて?」と思っていたけど、羽織と着物って長さが違うだけで分からない。
いやー着付け始めてから結構分かるようになっちゃった~ルン♪(どや顔)
そして、核心・・・「おむつでもいいんですか?」と聞いたら「いいですよ~」(含むなんでダメなの?というニュアンスも含む)と。
なんかね、このドンとこい感、すごい。
人をワクワクさせる天才です、マジで。
プロフェッショナルですよ、本当に。
ブロ中のブロ。
責任感の塊!
そして、準備に取り掛かりますよ。
【着物について】
そんなわけで、私が大学の卒業式の時に来たエンジの鮫小紋の着物くらいしかよさげなのがない。
実家の着物があるだろう場所を引っ掻きまわしたが、留め袖はあったけど、結婚式じゃないしね。
どの帯を合わせるか?
悩んだ末、この帯を合わせることにしました。
備忘録
①おむつでも大丈夫、でも、リハパンにしておいた方がよい、テープ式は寝ている人はいいけど、起きている人、座っている人、は介助しづらい。
②わからない、不安なことは聞く!※今回「三河衿芯」というのがわからなかった。電話して確認しました。半衿をつける硬い布、というイメージです。