先日、母を連れて行きつけだった定食屋さんに行ったときにいろいろな人に会いました。
その定食屋さんにもお母さんの介護をしながら仕事をしているお運びさんがいて、以前は車椅子に載せてお母さんを職場に連れてきていたんです。
でも、最近そのお母さんの姿を見ないし、レジのところにお母さんの写真があって、もしかして・・・と思ってました。
でも話をしていると、去年の暮れに転んで骨折して、そのあと施設にいるとのこと。
その人は「胸が痛い」と話していて、それが正直な気持ちだろうなと思いました。
一方、近所のすし屋の社長さんも親の介護中らしく、そのお運びさんのハナシでは「介護は6割」と言われたと。
やっぱり、親の事なのでいろいろ頑張りすぎちゃう、ところはあります。
だってね、自分が散々世話になってきたんだから、こんないい恩返しの機会はないと。
ただし、結婚して子供がいる以上、もう違う世帯なんです。
なので、ガッツリ背負う事は出来ない。
本当に葛藤なんです。
というところから、私も試行錯誤して、いろいろな人の力を借りて、兄弟三人いても誰も同居せずに何とか回している。
いろんな人の力と言えば・・・枚挙にいとまがありませんが、一つ例を。
母が脳梗塞のリハビリの後、病院から出てきたタイミングで訪問看護さんを教えてくれたのは近所のかつ屋さん。
脳梗塞の後遺症?でうつ病発症したときに、近所のいい心療内科を紹介してくれたのも、そのかつ屋さん。
第3段で、母の車椅子を押してそのかつ屋さんの前を通りかかった時に声をかけてくれて、かつ屋の旦那さんのお母さん@小規模多機能ホームから外出中、に会わせて、介護しているのはうちだけじゃない、それぞれいろんな人の力を借りてやってるんだよというのを見せてくれたのも、そのかつ屋さん。
もういっちょ例を。
その定食屋さんで同じ町内の本屋さんの奥さんに会いました。
そのついでに、帰り道にその本屋に寄ったら、旦那さんがいて、その旦那さんは、杖を突くようになっており。
自分が子供のころからいた人と同じ顔ぶれ、だけど、確実にみんな年を取っている、もちろん私も。
もう当たり前と言うか、なんというか、そりゃ母親もあたしもみなさんも変化ありありでしょう、と。
妙に納得しちゃいました。
母は、知り合いに会うのが大好き。
自分と同じくらいの年の人がどうなっているかを見ると、やはり介護度が付いたり、そうやって介護施設のおせわになったりしているのを見れば、まあ腑に落ちるのではないかと。
そして、自分もいつかそういうところで世話になるんだろうなと。
でも、なるべくならないで済むように、自分の好きに暮らしていられるように、細々と働き続けたいなと思う今日この頃です。おしまい。笑
さあ仕事しよう。