救急車でなくて、訪問看護さん呼んでねって、母に話すと、確かに訪問看護さん呼んでくれるようにはなった。
でも、夜中3時とかもあったし、休日もあったりで、周りの人に迷惑かけて申し訳ないと思っていてどんどん状態が悪くなっていく。
そんな母を見ていて「心療内科に行くなら早くいったほうがいい」と訪問看護師さん。
子供たちは離れて暮らしているので、逐一状態を見られているわけじゃないし、やっぱりプロのジャッジが一番信頼できる。
素人は慌てるとあわわあわわと右往左往することしかできない。
訪問看護さんが、迷いに迷っていたあたしの背中を押してくれた。
ただ紹介状の宛先が大きい病院なので、こりゃ困った、と訪問看護さんに相談したら、宛先だけ書き直してもらったほうがいいと。
んで、かかりつけに電話したら、受付の方もその病院を知っていて、その紹介状をそのまま持って行っていいですよとのこと。
近所のとんかつ屋さんのご主人が紹介してくれた、これまた近所の心療内科に電話して早速予約を取る。
生まれて初めての心療内科は、緊張しかなかった。
でも、信頼のおけるご近所さんが紹介してくれたところだし、訪問看護さんが評判を聞いてくれていていいところらしいですよとのこと。
あたし的には薬がまず心配だった。
先入観だけど、薬漬けになって、感情の起伏がまっ平になって、もう以前の母とは別人になってしまうんじゃないかという恐怖。
先生は薬が怖いと思っている患者さんが多いのを見越して、薬の一覧表(実際に薬の貼ってあるパネル)を作っていてくれた。
それを見せてくれて、これだけの種類の薬があるんですよ、こういう効果ですよ、と。
で、写真撮っていいですか?と言ったら断れられるだろうと思っていたけど難なくOK。
要は安心感が大事という事なんだな。
初診から一カ月たってだいぶ状況はよくなってきた。
「眠れない」という事が身体的だけでなく、精神的にもしんどいんだという事がよくわかった。
自分は布団に入ると3秒で寝落ちする人なので、その辛さを理解してあげられなかった。
そして、前のブログでも書いたけど、脳梗塞後5~6割の人が何らかの抑うつ状態になると。
それ、ホント早くいってほしかった、知っててくるのと、知らないでそういう状態になるとのとでは、全く心持が違う。
本人はともかく、家族には一言言ってほしかったな~リハビリの病院でも急性期の病院でもどっちでもいいから、ちょっと触れるだけでもいいから。
なによりも「心療内科行くなら早くいったほうがいい」と言ってくれた訪問看護さんには、本当に感謝している。
やっぱり素人には心療内科は海のものとも山のものともつかないものなんだよ。